毎週金曜日が待ち遠しい、鳳凰の飛翔(天盛長歌)をNetflixにて視聴中
自分でもびっくりするくらい、じんわりとハマってしまいました。
当初、1話を見た時は「なんかよく分からないけど映像は綺麗だな~」程度だったのに、見れば見るほどぐいぐいと引き込まれていきます。
Netflixでは全70話*1を毎週金曜に3話ずつ更新していくので、話数に追いついてしまわないようのんびりゆっくり視聴するつもりでいたのですが…
気付いたらあっというまに追いついていました。
今では金曜になるたびに次の金曜を心待ちにしている状態です。
英語字幕なら他のサイトで見ることができるのですが、ストーリーが複雑なので日本語字幕でないと理解できる自信がありません。
実際、本日(2018/11/28)時点でアップされている27話まで見た時にめちゃくちゃ続きが気になって28話を英語字幕で見ようとしましたが、ストーリー展開のスピードと私の英語理解のスピードが全くかみ合わず><
おとなしく金曜日を待つことにしました。
「香蜜沈沈燼如霜」にハマった時は1話を見た瞬間に「好き!」と思ったのですが、こちらはもっとジワジワ来る感じです。
ネットの評価を見ていると、「琅琊榜」と設定が似ているというのをよく見かけるので、今まで全く食指が動かなかった琅琊榜も視聴開始しました。
金曜日までうずうずしている時にチマチマ見ています。
主役の胡歌(フー・ゴー)が私の好みとは違うタイプの役者さんなので、超有名人気作にも関わらずスルーしていた作品を、似ているという理由一つで見始める。
そのくらいには天盛長歌、私の中でアツいです。
こちらはまだ5話を見終えた程度ですが、飛流役の呉磊(ウー・レイ)がまだちびっこで可愛いです。
ハマればまた記事書きます。
しかし今はとにかく天盛長歌。
というより陳坤(チェン・クン)です!!!
めちゃくちゃカッコいい。
カッコいいというか美しい、魅力的。
画面に彼が現れた時の吸引力たるや、ダイソン並。
髪をしっかり結い上げている姿も涼やかで凛々しくて素敵なのですが、個人的には下しているときの独特の雰囲気がたまりません。
正統派の美形がワンレンロングやると迫力が出るんだなぁ…
演技も素晴らしくて表情の作り方が癖になります。
最初は眉毛をアシンメトリーにゆがめる表情が続いていて不自然に思っていたのですが、回を追うごとにその表情が活きてくるというか。
常に相手の先を読み行動する六皇子の食わせ者(笑)感が出ていて興味をそそられます。
そして相手役、鳳知微(魏知)役の倪妮(ニー・ニー)の男装の違和感のなさたるや!
男前すぎる。
中国古装ドラマって必ずといっていいほど女性主人公に男装させてる気がするんですけど、みんなバレバレなんですよね。
だからなんでみんな気付かないんだ…とツッコミたくなることが多い。
が、魏知は完璧に男性…というより女性に見えないのがすごい。
倪妮が中性的な顔立ちをしていて背も高いのに加えて、話す声のトーンも低めで落ち着きのある利発な少年っぽいんですよね。
公主殿下がうっかり惚れちゃうのもわかります。
中性的で顔もキャラクターもあっさりわかりやすく男前な倪妮と、策略家で掴みどころが無く謎めいた艶がある陳坤の相性の良さが抜群です。
そうそう、ちょこちょこ見る機会がある若手イケメン俳優の白敬亭(バイ・ジンティン)も寡黙な武人としてきっと今後もっと美味しくなるだろう役どころで出ています。
彼を最初に見たのは「旋風少女」でしたが、いやー垢抜けたなぁ。
この前に見ていた「夏至未至」でもキラキラ青春スターっぷりを発揮していました。
顔が小さい。
今日はこのくらいで。
二日後の金曜まではおさらいをしながら待とうと思います。
最近見た(見ている)中国ドラマ~王女未央・鳳凰の飛翔~
香蜜沈沈燼如霜ロスのせいで中国ドラマを見るモチベーションがいまいち上がりきらないまま2か月が経ちました。
色々見てはいるのですが、どれも集中力が途切れがちです。
ここ最近はずっと英語字幕で脳みそフル回転させながら見ていたことで疲れているのかもしれない。
と思い、久しぶりに日本語字幕が付いているドラマを見てみようと思い立ち、ずっと1話の途中で見るのを放棄していた「王女未央(原題:錦綉未央)」を選びました。
王女未央は元々U-NEXTが1話無料・2話以降はポイント制で動画配信をしていました。
私はその無料の1話を途中まで再生していたのですが、なんとなくあらすじにも1話の流れにも興味が持てず、
「ポイントつぎ込んでまで見る必要はないかな」と放置…
そのうちU-NEXTでの配信自体終わってしまっていたのですが、入れ替わるようにNetflixで配信スタート。
前記事でも触れていますが、Netflixはすべてのコンテンツが見放題なので月額以外の課金はありません。
で、特に期待もせずに見始めたのですが…
これが、面白かった!!
BSやCSでも何度か繰り返し放送されてると思うんですが、そういう人気な作品なだけあるなと。
展開が結構サクサクいくし、ヒロインが毎度毎度飽きもせず苦境に立たされるんですが、これまた良い感じに小気味良い形で解決していくんですよね。
ヒロインが強く逞しいだけでなくある種のいやらしさも持っているのが良かったです。
反対にヒーローである拓跋濬はちょっとナヨナヨしているしイマイチしまらない男でした。
未央のことしか見えていない一途さはとても素敵ですが、ちょっとおバカすぎません…??
なんでこうも盲目になってしまうのか。
悪役がとにかくかっこいいドラマだったと思うのです。
私のイチオシ()拓跋余をはじめ、李長楽、李常茹という悪女コンビ、そしてすべての始まり叱雲南。
みんな表情が魅力的で、顔面のアップシーンがやたらと多かったのもうなずけるほどでした。
悪役がかっこいいと善人であるはずの主人公たちを恨めしく思ってしまう罠。
30話あたりからはもうひたすらに未央と余がくっつけばいいのにと本気で思い、濬がめちゃくちゃ邪魔でww
濬のシーンはスキップしたりしてしまいました、ごめんなさい。
ただ、実は王女未央を完走することはできませんでした。
50話を再生しようをしてやめました。
残り5話を残してのリタイアです。
何故か、最後を見るのがしんどくなってしまったのです。
結末を先に分かっておけば見れるかな?と思い、ネタバレのあらすじを見ましたが、やはり見ない方がいいな。
ということでこのまま見ないことにしました。
いつかもっとフラットな感じで見られるようになったら見るかもしれません。
見るのをやめた理由はたった一つ。
拓跋余(=ヴァネス・ウー)を好きになりすぎたからです。w
2番手男子好きにはどんぴしゃすぎる役でした、余。
幼いころのトラウマを引きずり、闇を抱えてひそかに野心に燃える策略家。
未央に出会ったことで愛情とは何かを知るものの、愛し方を知らないが故に自らをも破滅へと導いてしまうという…
そういうキャラクターだからとわかってはいたのですが、余が「性悪説」として描かれていたことが残念でならなかった。
私の印象でしかありませんが、未央と濬らは「性善説」、悪役は「性悪説」ではっきりと分かれていたのがこのドラマの特徴だと思うのです。
主人公とのかかわりや影響で改心したり悔いるのではなく、より恨み憎み無念に散る。
そこが綺麗ごとでは無い人間模様でグッと惹きつけられたポイントであると同時に残念なところでした。
せめて余と常茹には、過去の行いを心から悔み赦されてほしかったなと。
それが残り5話に差し掛かってきたところで「彼らはこのまま止まらないな」と感じ、あらすじを読んでもその直感は間違いではないとわかったので視聴リタイアをすることにしたのです。
「この世に初めから悪人なんていないんだ!」という大団円もそれはそれでしらけるので嫌なんですが、こうも二分化されてしまうのもまた複雑な思いです。
ということで5話を残してリタイアしてしまった後は、以前からリストに入れていた「鳳凰の飛翔(原題:天盛長歌)」を見始めました。
架空の王朝、天盛を舞台に起こる政権闘争のお話って感じですかね。
今は13話まで見終わりました。
全56話ありますが、Netflixでは毎週金曜に3話ずつ更新されていてまだ半分も行っていないのでゆっくりのんびりペース配分しながら見るつもりです。
主役の陳坤(チェン・クン)がまさかアラフォーだとは思いませんでした…
35,6歳かと思いきや今年42歳。驚き。
眉毛がよく動く。この方も表情の作り方が魅力的です。
顔立ちが「おくりびと」の本木雅弘さんに似てると思うのですが、ふとした瞬間に柳楽 優弥くんや木村拓哉さんもよぎるような。
一癖ある感じが一筋縄ではいかない楚王の雰囲気をよく醸し出しているとおもいます。
相手役の倪妮(ニー・ニー)は反対で楚々とした美人といった風貌が素敵。
キツネとタヌキの化かし合いみたいな二人の並びはとてもいいです。
個人的にはもう少し身長差が欲しいところですが…
こちらは王女未央とは逆で中々に展開スピードが遅く、盛り上がりどころもよく分からないまま進んでいるのでもう少し決め手が欲しいところ。
ラブストーリー好きとしてはそちらがメインではないので仕方ないと割り切りつつもこんな美男美女でお似合いなんだからもう少しイチャついてくれてもいいのに…という邪な思いもあります。w
ただ、独特の空気感が映像の中にあるのが何となく惹きつけられてリタイアせずに見続けてしまうというか…
全体的に色彩が鈍く、寒色系のフィルターをかけているような静謐さが画面から感じられます。
衣装や装飾品にも決して派手さはないのに質の良さのようなものが伝わってきますし、見ていてうっとりするような重厚さ・雅やかさがあります。
このままの感じでは最後まで見続けられるか微妙なところですが、とりあえず今は次にハマれる作品が出てくるまではこちらをのんびり見ていく予定です。
ちなみに次の視聴予定リストは双世寵妃Ⅱ、恋は不意打ち(原題:惹上冷殿下)です。
VOD(動画配信サービス)を利用して中国ドラマを見る。
唐突ですが私はテレビを一切見ません。
かれこれ5年程でしょうか。
特に見たい番組や見たい芸能人がいないのにとりあえずテレビを点けて何となく見ているという時間がなんだかすごく勿体ない気がする。と唐突に思い始めてから、テレビを点けるのをやめるようになりました。
好きだったバラエティ番組やドラマ等もありましたが、一度テレビを点けないようになると毎週決まった時間にテレビの前にいること自体が面倒だと思うようになり、一定期間離れていると不思議と関心もなくなっていきました。
そのせいで流行りの芸人さんやタレントさん、アイドルなんかもさっぱり分からなくなってしまいましたがw
特に支障はありません。
でも私みたいな人って今は多い気がします。
決められた番組しか見れないテレビより自分の好きな動画を好きなだけ見れるYoutubeとかのほうが楽だし面白いじゃないですか。
ということで本日のテーマ。
VOD(動画配信サービス)で中国ドラマを見てみよう!です。
VODの魅力は何と言ってもいつでもどこでも好きな時に好きなコンテンツが見れる!
これにつきます。
VODフリークの私は現在Amazonプライム、U-NEXT、Netflix、そしてWOWOWオンデマンドを契約しています。
WOWOWオンデマンドはWOWOWのチャンネル契約に付随するサービスなのでやや異なりますかね。
無料サービスや過去に利用していたものを含めると数えられないほどになります。
とにかく山のようにあるVODですが、この中でじゃぁどれが中国ドラマを見るのにおすすめなの??と混乱される方もいらっしゃるかと思いますので、私的おすすめ中国ドラマ視聴用VODをご紹介させていただきます。
■Amazon プライムはアジアドラマ視聴には不向き
Amazon プライムといえば言わずと知れたVOD最大手といえるでしょうが、中国ドラマあるいは韓国ドラマ等のアジアドラマは今のところあまり良いとはいえない品揃えです。
月々400円程度であらゆるコンテンツが楽しめるというのは魅力的ですが、映画やオリジナル番組に比べるとアジアドラマは定番タイトル中心ですし、見放題のプライムビデオではなく1話216円のレンタルがほとんどです。
さらに残念なのは今のところ中国ドラマというジャンルが無いので、検索が非常にしづらいということ…「これが見たい!」と決めてタイトルで検索するしかありません。
とにかく会員費が安いのでVOD初心者で特に見たいものもないけど興味ある…という人や日頃からAmazonでよくお買いものをするという人にはお勧めです。
中国ドラマや中国映画をたくさん見たい!という人にはお勧めしません。
■見放題のコンテンツ数は圧倒的No.1!アジアに強いU-NEXT
Amazonとは反対に、オリジナルコンテンツはめっぽう弱いもののアジアドラマの品揃えが豊富なのがU-NEXTです。
こちらは月額だいたい2,000円。
そこそこお値段高めですが、充実したラインナップは魅力です。
中国ドラマのカテゴリーがあるだけでなく、台湾ドラマともきちんと分けられているのが非常にありがたいポイントです。
ちなみに現在、月額会員で見放題となる中国ドラマは約50本。
時代(古装)劇中心ですが、新旧バランスよく話題作を取り扱っています。
これに加えて、毎月もらえるポイントで1話ごとに購入できるドラマは約10本。
このほかにも設定がミスっているのか中国ドラマカテゴリーに表示されないけど配信されているドラマもいくつかあります。
私が把握しているのは酔麗花、皇帝の恋 寂莫の庭に春暮れて、逆転のシンデレラの3作。いずれもポイント制。
新作はポイント制のものが多いですが、時間が経つと見放題に切り替わったり。
中国ドラマにとどまらず韓国ドラマでも圧倒的タイトル数なので、アジドラ好きにはかなりおすすめです。
1か月無料体験もできるのでぜひ。
■愛奇芸(iQiYi)との提携でオリジナルコンテンツ急増中のNetflix
Netflixといえば海外(欧米)ドラマのイメージでしたが、ここにきてアジアコンテンツが充実してきました。
去年、愛奇芸とのライセンス契約を結んだおかげで愛奇芸オリジナルドラマが中国での放送からほとんど間を空けずに最新作を字幕付きで見れるようになったのです!
現在のラインナップはこちら。
サムネイルにNetflixのロゴが入っているものがオリジナルコンテンツ、つまり日本ではNetflixだけが配信権利を持っている作品ということになります。
U-NEXTと違って台湾ドラマもひっくるめた華流ドラマとしてのカテゴリーですが、これも本数が増えていくにつれて細分化されていくのではないかなと思います。
Netflixはオリジナルコンテンツを独占配信しているのに加え、オリジナル以外のタイトルでもU-NEXTが配信していない作品を中心に取り揃えているのが面白いところです。
皇后的男人、幻城などは他ではなかなか見かけないです。
王女未央は少し前までU-NEXTでもポイント配信していたので、あちらも一旦配信停止にしてもうすぐ見放題配信になるのではないかなと思います。
月額は画質によって3つのプランがあり、一番安いので800円。
スマホから見るだけならこれで十分かと思います。
タブレットやPCなら1,200円、ネット対応テレビなど大画面で見るなら1,800円のプランがおすすめです。
ちなみに私は1,200円のプランに登録中です。
こちらも1か月の無料体験ができますよ。
会員であればすべてのコンテンツが見放題でポイントや別途課金が無いのもわかりやすくてよいかと。
U-NEXTとNetflixはラインナップがほとんど被っていないので、どちらも外せなくて困っています…
ただ傾向としては、U-NEXTは中国でヒットしたドラマや人気俳優が出演しているドラマなど、日本でDVD化されている作品が多いです。
DVD-BOXの発売に合わせて配信開始することがよくあります。
Netflixは愛奇芸との提携があるので、中国でのヒットや人気俳優とは関係なしにネットドラマ中心の配信です。
サスペンスから緩い日常ものまで、ヒット作よりはマニア受けを狙ったような品揃えですが、これもまた本数が充実してきたら変わってくることでしょう。
■多少の不便さに目をつむればお得な無料サービス
お金をかけずに中国ドラマを楽しむVODとしては、私が使っている(いた)ものは3つあります。
まずはなんといってもYoutube。
すばらしいのは中国での放送とほぼ同時に見られるということ。
各テレビ局や制作会社のチャンネルがまるっとフルバージョンをただで見せてくれるなんて太っ腹。
ただし欠点は日本語字幕はほぼ9割無く、その他の言語字幕も付いたり付かなかったり途中で途切れたりするので中国語が分からないとかなりつらいです。
そしてもう一つ、ある日突然見れなくなるリスクがあります。
本当に突然見れなくなります。
全部消えてしまったり、途中の数話が穴抜けになったり…これはもうあちらの事情なので分かりません…
次におすすめなのがAbema TV。
名前のとおり、独自のチャンネルをいくつも持っているインターネットテレビといった感じなのですが、その中の一つに韓流・アジアドラマのチャンネルがあります。
テレビと同じように番組表があり、いろいろなドラマが毎日配信されています。
番組表の時間に見たいドラマが見れなくても放送終了後一定期間であればオンデマンド視聴も可能だったりします。
ラインナップは殆ど韓国ドラマなのですが、今はツンデレ王子のシンデレラ(原題:致我們単純的小美好)が毎週土曜に1話ずつ独占配信されています。
常に中国ドラマの配信があるわけではありませんが、定期的にチェックしているとここでしか見られないドラマが出てくるかもしれません。
最後はおすすめではないけれどもっと発展してほしいと思っているRakuten Vikiです。
楽天と入っていますが、海外向けの動画サービスで日本ではマイナーかつ発展途上のサービスです。
一般の有志を募る形の字幕協力によって日本・中国・韓国などアジアのドラマや映画を外国語圏の人々に提供するというもの。
日本では地域制限がかけられていて視聴可能なタイトル数が少なく、英語字幕メインなので日本語字幕が付いているタイトルも少ないです。
更には5分おきに入ってくる動画広告がめちゃくちゃうっとうしい。
有料会員になると広告が消せますというメッセージも良く出てきます。
いずれもPCでの視聴に限られますが、
- Adblockなどの広告を消すソフトを入れておく
- 海外のプロキシ経由で地域制限がかからない状態にする
この2つによってこの難点は解決されるのですが、どちらもセキュリティ的に自己責任での行為となるのでおすすめはしないです。
ちなみに私はほとんど英語字幕で視聴していたのですが、字幕の精度はYoutubeよりもVikiの方が上かなと思います。
以上、3600字超えの超大作(?)となってしまいました。
ノンストレスでたくさんの中国ドラマを見ることができるという点で、やはり私のおすすめはU-NEXTとNetflixです。
どちらも1か月間無料体験できますから、興味を持った方はぜひ一度お試しあれ。
ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」制作発表に行ってきた②
こちら↑の続きです。
■ジュリエット
・葵わかな(あおい・わかな)
今回が初舞台・初ミュージカルとなる20歳の女優さん。
去年の朝ドラヒロインだったそうなのですが、私はテレビを全く見ないので全く存じ上げない方でした。
綺麗な声で素直に丁寧に歌われていました。
ここからジュリエットとして演技して歌うようになるとどう変わっていくのか、気になります。
・木下晴香(きのした・はるか)
前回(2017年)、当時17歳の現役女子高生ながらジュリエットとして鮮烈デビューを飾った佐賀県出身の次世代ミュージカルスターです。
私は彼女のジュリエットが大大大好きで!!
可愛くて純粋、どこか憂いもある美少女ジュリエット。
先日の歌唱披露でも彼女が歌いだした瞬間に会場の空気が一変しました。
吸引力ある歌声のみならず公演ごとにすさまじい成長スピードを見せている伸び盛りの女優さん、本番が楽しみ。
・生田絵梨花(いくた・えりか)
アイドルグループ乃木坂46の人気メンバーで最近では有名なミュージカルにもたくさん出演されています。
彼女も2017年に引き続き出演ですが、今回はスケジュールの都合上たった8公演しか参加されないとのこと。
前回は歌は上手なのだけれどあまり好きなジュリエットではありませんでした。
キンキン響くような硬質な歌声で起伏が無く、目が笑っていないといいますか…感情表現がテンプレート芝居でロミオを愛しているようには見えないのが残念でした。
それでも舞台上での華のようなものはずば抜けていて、さすがアイドルだなと思っていました。
歌唱披露で久しぶりに歌声を聴いたら、ずいぶん柔らかい歌声になっていて嬉しい驚き!
■ベンヴォーリオ
・三浦涼介(みうら・りょうすけ)
ストプレでは割と好きな役者さんです。自分だけの色をしっかりと持ってる方ですよね。
でも、ミュージカルは??と個人的には思ってしまいました。
歌が下手というわけではないんですが…上手でもないかな…。
独特な声で独特な歌い方をされますよね。
音域の狭さ(高音にいくほど掠れて出なくなる)と歌詞が不明瞭なのは気になりますが、音やリズムの取り方がとてもかっこいいので、慣れてきたら古川ロミオ同様にすごくかっこいいフェイクを出せるタイプなのではないかなと思います。
どちらかといえばマーキューシオで見たかったなとは思いますが、それも含めて楽しみにしています。
・木村逹成(きむら・たつなり)
木村くんはこれが初見です。
ラ・カージュ・オ・フォールのジャン・ミッシェルを演じていたので歌える子なんだろうなとは思っていました。
やはり、高音は問題なさそうですね。
語尾を上げるような歌い方(B’Zのモノマネをするときに稲葉さんの歌い方を誇張するような感じ)が少し気になりました。
ただこれに関しては小池先生が注意してくださるのではないかなと思います。
これまでのベンヴォーリオはロミオの兄貴分的な役者さんが演じてこられましたが、木村くんは実年齢も若いので弟っぽい。
Wキャストの三浦さんもそうですが、今までのベンヴォーリオ像から大きく変わりそうです。
■マーキューシオ
・平間壮一(ひらま・そういち)
まったく、続投組の安定感・安心感たるや…!
平間マーキューシオ大好きです。
再演でまた観られるのが嬉しいです。
前回は歌の印象はあまり無くて、演技とアクロバットやダンスといった身のこなしばかりに注目していたような気がします。
が、歌…本当にうまくなりましたね!!
平間くんは5年程前からちょこちょこミュージカルで拝見していますが、見るたびに歌がうまくなっていて驚きます。
歌唱披露でもわずかなソロパートですがぐんと厚みを増した歌声が聴けました。
・黒羽麻璃央(くろば・まりお)
2.5次元舞台のプリンス。
職場の刀剣乱舞ファンの人から黒羽くんが出演している”刀ミュ”の映像を見せてもらったことがあるのですが、そのあまりの歌へたっぷりに愕然。
マーキューシオと知ったときはさすがに冒険しすぎだろ!と思いましたが、歌唱披露ではソツなく自分のパートをこなしていました。
まだ普通に歌っているだけの印象だったので、本格的に稽古が始まればまた変わっていくことでしょう。
どことなく2013年公演の水田航生マーキューシオに近いイメージのマーキューシオになるのではないかな?と思いました
2.5次元舞台で激しいダンスやアクションをしながらのお芝居には慣れていそうなので、マーキューシオ最大の難曲「マブの女王」でも息切れすることはなさそうですw
■ティボルト
・渡辺大輔(わたなべ・だいすけ)
こちらも2017年からの続投組。
渡辺ティボルトは声はいいのに高音が全く出なかったり声楽っぽい発声がなじまずにビブラートがふらついていたりしたのがざんねんな所だったのですが、彼もまたこの1年半で劇的に成長されていたようです。
前回公演ではひっくり返りヤカンのお湯が沸く音のような調子はずれの高音になっていた部分も、安定して綺麗に出ていました。
続投キャストは新鮮味が無いと思われがちですが、ご本人の成長っぷりを実感できるし同じ人でもこんなに違うのか!と驚くような変化があるので面白いんですよね。
・廣瀬友祐(ひろせ・ゆうすけ)
前回は広瀬さんでしたが、改名されたようです。
広瀬ティボルトは比較的いつも安心して聴くことが出来ました。
というのも、渡辺ティボルトが常にフルスロットルで暴発してしまうのに対し、広瀬ティボルトは出せない音を力技で出そうとせずに抜いて出す、というイメージですかね。
ペース配分を考えた歌い方をされるので聴いていて楽でした。
歌唱披露でもその歌声は相変わらずでしたね。
メラメラと燃えたぎるラテン系の渡辺ティボルトに対して静かに情念の炎を灯す広瀬ティボルトの好対照なイメージは今回も健在なようです。
歌唱披露があったのは以上のキャストですが、制作発表の会場には死のダンサーの2人も。
私が本作にハマったきっかけが死のダンサーの存在なので、歌唱披露ついでに死のダンサーも踊ってくれないかと願っていたんですがw
さすがに稽古期間が無いといけませんからね。
本番までの楽しみにとっておきたいと思います。
ミュージカルロミジュリがひときわ愛される理由の一つが「死のダンサー」という存在。
ミュージカルでありながら歌わず、それどころか一切しゃべらず、ただロミオの周りにひっそりと佇む不気味で妖しく恐ろしく、だが魅惑的な存在です。
2011年の初演から死のダンサーを演じている大貫勇輔(おおぬき・ゆうすけ)さん、初演の頃は新進気鋭のダンサーというイメージが強かったのですが、今ではミュージカルだけでなくドラマ「高嶺の花」にもご出演されたりと、かなり多岐にわたって活躍されている俳優さんになりましたね。
2013年から演じている宮尾俊太郎(みやお・しゅんたろう)さんも、当時からK-balletカンパニーのプリンシパルとして有名でしたが、こちらもドラマ等にご出演されていてますます有名に。
死のダンサーは影の主役とも言われる非常に重要な役。
一切声を発しない存在でありながら、その存在感の大きさたるや、誰もが出せるものではありません。
お2人の考える「死」という概念が全く異なり、お2人が得意とするダンスジャンルも全く異なるので、Wキャストの醍醐味を実は一番感じられるのが死のダンサーだと思っています。
今から2月が待ち遠しい…。
ちなみに11/3(土)10時からは東京・大阪公演のチケット一般販売が始まります!
人気俳優勢揃い・人気演目ということでチケットはかなり手に入りにくいですが…
興味がある方は是非チャレンジしてみてください。
さて、そろそろまた次の面白いドラマを発見しなくては
ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」制作発表に行ってきた①
こんにちは、すっかりご無沙汰な1か月半ぶりのエントリーです。
「香蜜沈沈燼如霜」が終わってしまってからというもの、燃え尽き症候群気味です。
香蜜に代わるドラマをなかなか探し当てられていません。
ということで今日は中国ドラマの話ではありません。
もう一つの趣味、ミュージカルの話です。
昨日は来年2月から上演されるミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の制作記者発表に一般オーディエンスとして参加してきました。
これは公演のチケットを購入した人の中から抽選で200名が招待されるというもので、私は運よく当選。
くじ運とかチケット運とかは全然無いのに、こういうイベント系はよく当たるやつ。
ちなみに公演の詳細についてはこちらをどうぞ。↓
一般オーディエンスに公開されたのはキャストによる歌唱披露(4
曲)とキャスト+演出の小池修一郎氏によるご挨拶で計40分程度と短め。
一般オーディエンスが退場した後にはマスコミ向けのフォトタイムや囲み取材があったようです。
上演のたびに通い詰めている大好きなこの作品。
元がフランスで2001年に作られた作品ということで、とにかく曲がポップ!!
ミュージカルって格式ばってて敷居高そうでちょっと…と思っているミュージカル初心者の方にこそロミジュリのようなフレンチミュージカルはおすすめです。
派手な衣装を身に纏った見目麗しいキャストたちが奏でるポップでロックな音楽、一流ダンサーの踊りを肩ひじ張らずに楽しめ、最後には号泣できます。w
(日本では宝塚版が先に誕生していますが、私は宝塚には詳しくないので割愛。)
日本版では舞台が中世イタリアではなく、文明が一度崩壊した近未来というどこか漠然としていてパラレルワールドのような世界観の中でシェイクスピアの物語が進んでいきます。
ミュージカルオリジナル設定としてジュリエットの出生の秘密が描かれていたり、日本オリジナル演出として連絡手段にスマホが登場したりw
いわゆる古典演劇的なシェイクスピアともまた違った作品に仕上がっているので、その辺も取っ付きやすくて面白いと思います。
制作発表の具体的な内容については各媒体にて続々と上がっているので省略。歌唱披露をメインに各キャストの所感をメモ代わりに残しておきたいと思います。
■ロミオ
・古川雄大(ふるかわ・ゆうた)
ミュージカル「ロミジュリ」のロミオと言えばこの人です。
演技力、歌唱力、ビジュアル、ダンス、おまけに集客力まで兼ね備えた、ミュージカル界で今最も人気の役者さんといっても過言ではない。
ロミオは2013年から演じ続けてきている自身の当たり役ということもあり、歌唱披露でも抜群の安定感でした。
歌唱披露ではあまり聴けなかったのですが、この方は「世界の王」で入れてくるアドリブのフェイクがめちゃくちゃカッコいいのです。
アドリブって自由に声張り上げて高音出せばそれっぽくなると思いきや、きちんと拍を取りつつメロディーを崩していくR&B的な技術なので、楽譜通りに歌うことを第一とするミュージカル俳優さんだと上手な人は意外と少ないんですよね。
歌のテクニックはもちろん、音の取り方のセンスも重要なので、ただオクターブ上を歌ったりシャウトをすればいいというものではないのですが、古川ロミオのフェイクは曲の盛り上がりを作ってくれるのでかっこいいです。
・大野拓朗(おおの・たくろう)
舞台より映像でよく拝見する役者さんですが、たまに舞台にも出ています。
ロミオは2017年にも演じていましたが、とにかく太陽みたいなロミオで舞台にいるだけでぱっと華やぐオーラがある役者さんです。
昨日は花粉症が辛そうで鼻真っ赤になってました。お大事に…
歌やダンスはあんまり上手じゃないです(ド直球)
といってもロミオのナンバーはすごく音域が広く、それを踊ったり駆け回ったりしながら歌わなくてはいけないのでかなり難しいのです。
リズムをしっかり刻むナンバーが苦手な印象ですが、「エメ」のようなロマンチックなバラードがとても素敵です。
”誰からも無条件に愛される”ロミオ歴代ナンバーワンなのでは??
ちょっと力尽きたので他キャストは次回に続きますw