Trapped Like A Roller Coaster

5%の理解力で中国ドラマを見ては分かった気になって雑な感想を語っています

【晩媚と影~紅きロマンス~】媚者無疆 #20まで視聴

 

北海道が大変なことになっていますね。

連日の自然災害、次は何が起こるのかとビクビクしてしまいます。

皆様が一刻も早くいつも通りの生活に戻れますよう。

 

 

昨夜は個人的にすごく悲しい出来事があり、楽しいドラマを見ても楽しめないだろうから思いっきり号泣できるような暗くて悲しいドラマを見ようということに。

その結果、話数が溜まるのを待っていた「媚者無疆」に白羽の矢が立ちました。

 

 

 

結果、大号泣。ww

 

 

深夜1時にドラマ見てグズグズエグエグ泣きじゃくる20代半ばのOLはかなりやばいですよね。

我ながらきっついなーと思いました。

 

香蜜沈沈燼如霜を平日に視聴しない理由の一つが泣いて目を腫らして次の日出社したくないからだったのに、媚者無疆でわんわん泣いてたら意味ないのでは…と散々泣いた後に気付きました。

まぁいいや。

 

媚者無疆、大まかなあらすじは以前の記事で紹介しています。

 

 

tommhe.hatenablog.com

 

この時は10話まで視聴していました。

ちなみにこのドラマは公式のジャンルとしては奇幻なのですが、今のところ見ている感覚的には武侠に近いかな?という内容です。

確かにファンタジックな設定が盛りだくさんなのですが、戦闘シーンも多いですし全体的に血生臭い()のでゴシック・アクション・ロマンスの三本立てな印象です。

 

13話あたりからストーリー展開のスピードがグンと上がり、ドラマへの没入度も高まりました。

 

刺客になった晩媚(ワン・メイ)はただ一人心を許していた自身の影子・長安(チャンアン)の裏切りによって使命に失敗し、太傅の手によって捕えられてしまいます。

 

晩媚を待ち受けていたのは、彼女の雇い主を吐かせようとする太傅による地獄のような拷問。

足の裏から鉄芯のような針を何本も埋め込まれ、毎日朝が来るたびに叩きつけられる。

内臓を潰され、息をするのも苦しいほどの苦痛にも耐え抜き固く口を閉ざしている晩媚の前に現れたのは公子。

 

公子にとって太傅は自身の命を脅かす存在で、弱みも隙もみせてはいけない相手。

拷問を受け悲痛な叫び声をあげながら必死に耐える晩媚を前に、涼しい顔で茶を飲む公子ですが微かに震える手とまばたきが、その心の動揺を映し出します。

 

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彼女の命を助けるために、公子は毒をあびたナイフで晩媚の顔に消えない醜い傷を付けることにします。

 

太傅に背を向けた公子が一気に感情をむき出しにして涙を流しながら彼女の頬に消えない傷をつけます。

ここが、めちゃくちゃ切ない。

 

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ミステリアスな公子は晩媚を気遣いながらもその真意は見えてきませんでした。

ですがこの涙で、公子が晩媚に対して特別な感情を抱いてることが分かります。

もっとも、公子はまだそのことに気付いていないのですが…

 

屋敷に戻ってからも晩媚のことが気がかりな公子は護衛の月影(ユェイン)に晩媚を救出し屋敷に連れて帰るよう命じます。

そして、自身が晩媚につけた頬の傷を治すための解毒薬も託します。

しかし公子が晩媚に入れ込むことに恐れを感じた月影はそれに背き、晩媚を牢獄から救い出したものの解毒薬は渡さず、奴隷商人に売り飛ばしてしまいます。

その後、いきさつを知った公子は激しく怒り、月影と口論することになるのですが。

 

顔には醜くただれた傷、ひどい拷問でまともに歩けなくなってしまった足。

そのうえ喉も潰れてしゃべれなくなってしまった晩媚の姿はあまりにもみすぼらしく哀れです。

 

そして晩媚をそんな姿に変える元凶である長安は必死に彼女を探し続けています。

裏切ったのには事情があり本意ではなかったとはいえ、彼女と交わした約束を破ってしまったことは事実。

公子なら居場所を知っているはずだ、と公子を訪ねます。

順番が前後しましたが、公子は長安と月影に同じ言葉を言われるんですよね。

それが公子推しとしてはたまらない言葉です。

 

「公子、あなたはご存じないのです。時として自分の心というものは他人の心を知るよりも難しいということを…」

 

公子はいつ、自分の心に気付くのか。

もう気付いてるけど認めたくないだけな気もしますが。

 

公子の命によって月影と長安は晩媚がいる街へ向かいます。

街では疫病が流行していたのですが、その原因が実は月影によって入れられた晩媚の体内の蠱毒だったという…

 

ここで遂に晩媚が長安と再会するのですが、昨夜私はここで大号泣しました。

 

まるで別人のように変り果てた姿の晩媚。

そうさせたのは他でもない長安です。

 

激しく拒絶する晩媚、だけど喉が潰れているから声を出せない。

短いうめき声のような、獣のうなるような声にならない声しか出せずに全身で拒絶する晩媚が可哀そうでたまらなくて。

そしてそんな晩媚を見て晩媚以上に苦しそうな顔をする長安が可哀そうで。

 

心がぎゅーっと締め付けられるようで、見ていて苦しかったです。

泣きじゃくりました。

 

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声は月影の針によって元に戻り、顔の傷も長安が新たな主人である流光(リウグァン)の助けを借りて治りました。

 

 

とりあえず本日はここまで。

今後は晩媚をめぐってだけではなく長安の出自にも絡んで、長安 VS. 公子の対立構図が際立ってきそうな予感がします。

 

公子推しとしてはもう少し公子自身に動いてほしいのですが、これが公子のスタンスだから仕方ない…

グッとくるポイントはやはり全て公子から晩媚の元にやってきたシーンばかりですからね。

 

しかしこのドラマ、いろいろ無茶な設定をふんだんに盛り込んでる印象なので、私のように半分程度の理解がちょうどいい気がします。

純粋に映像美を楽しむ程度がおすすめです。