私が中国ドラマにハマった理由についてのアレコレ
昨日はバタついていたためドラマ視聴があまり捗りませんでした。
「芸汐傳」で傷ついた心を癒すため*1に見始めた「萌妻食神」は15話まで進みました。
(ちなみに芸汐傳で初めて知ったのですが、日本では「芸」という漢字は「藝」の略字ですが、中国ではこの2つは別の漢字なんですね。
芸は蕓の略字体で、藝の略字体は艺となるということを初めて知りました。)
萌妻食神、見続けてはいるもののやはりそこまで夢中にはなれません。
良くも悪くもB級感がすごい。
あらゆるところにツッコミどころが散らばっている上、タイムスリップ先の世界観もよく分からない。
テンション高い主人公は嫌いではないですが、おそらくアラサーなのにまるで女子高生のようなはしゃぎっぷりは見ててキツイです。
ストーリーはサクサク進んでいきますが、ヒロインに共感できないので没入度は低いです。
中国人と外国人とでは面白さが全然違ってくるドラマだとも思いました。
例えば、男性主人公の寝顔を見たヒロインが「タイのイケメン俳優にそっくり」と呟くんです。
何故わざわざ中国俳優じゃなくてタイで例えた??と不思議だったのですが、男性主人公を演じている俳優さんがタイと台湾とのハーフだからみたいです。*2
そういうネタも多分マニアにしかわからないので、海外ウケはあまりよくなさそう。
あれこれ感想を書く気にもならないので、萌妻食神に関してはこの後よほど面白くならない限り記事にすることも無さそうです。
ということで表題の件について。
初めて見た中国ドラマはかの有名な「宮廷女官 若㬢」でした。
割と好きな韓国俳優ホン・ジョンヒョンが2016年にこれの韓国リメイク版に出演するというニュースを受けて、予習を兼ねて視聴してみようと思ったのがきっかけです。
今からちょうど3年近く前のことですね。
若㬢はU-NEXTの見放題サービス対象なので、せっかく会員だし見てみるかーと思って再生開始。
結果、1話を見ただけで疲弊し、3話でリタイアしました。
理由は大きく5つ。
- 辮髪に慣れなかった
- 俳優の顔が全員同じに見えた上に誰一人としてイケメンに見えなかった
- 中国人に中国人がアテレコしているという吹き替え文化になじめなかった
- モノローグが多すぎた
- 突然はさまれてくる謎のアクションシーン
以上。
おそらくこれらは私以外でも中国ドラマを苦手としている人たちの多くが思うところなのではないかと。
とにかくあらゆるところに「不自然さ」を感じてしまって視聴が続かなかったです。
若㬢以降も、「武則天」や「幻城」などに手を付けてみたものの、やはり1話と持たずリタイア。
私は中国ドラマ無理だな…という結論に至り、そこからは敢えて避けるようになりました。
そんな私が突然の沼にハマったのは2018年6月30日のこと。
土日の暇つぶしにNetflixで作品探しをしていた時のことです。
Netflixに「皇后的男人」というタイトルのドラマをおすすめされたのが全ての始まりでした。
NetflixはアジアのTV番組という括りの中に韓国や中国、台湾のドラマもアニメもバラエティも全てまとめられています。
私の視聴履歴は韓国ドラマとバラエティしかなかったのですが、Netflix的には同じカテゴリーなので中国ドラマを推薦してきたのでしょう。
タイトルからして中国ドラマですし、普段ならスルーするところですが、
これが韓国ドラマ「イニョン王妃の男」のリメイクだと知って見てみようかな?
と思い至りました。
「イニョン王妃の男」は何度見ようとしても1話から先に進めなかったドラマ。
主役2人の顔が苦手でした。
中国版はサムネイルで見る限り、主役の顔がよさげ。
よし、まぁ見てみよう。と再生開始しました。
するとなんとまぁ面白い!!!
1話見てすぐ2話も見て、話が進むほど夢中になって気が付くと徹夜で完走していました。
主役の女の子が可愛い。美人。
男性キャラもイケメン揃い。
古代人なのに髪がアッシュパープル?なのは笑えましたが、かっこいいし似合ってるからアリ。←
このドラマ、見ている時に今まで中国ドラマに感じていたフラストレーションが無い。
と思っていたら、吹き替えじゃなくちゃんと俳優自身の声で録ってたんですね。
(特別出演している韓国アイドルAFTER SCHOOLのナナは吹き替えですが)
それもあって声に違和感がなかったのが、私としては取っ付きやすくてよかったです。
主役2人のラブシーンが綺麗でロマンチックでお似合いだったのも良かった。
最後はずっと泣いてました。
オリジナルの韓国版とどのくらい同じでどのくらいアレンジがあるのかわかりませんが、
これはもともと中国向きのストーリーだったのではないかなと思います。
なんといっても中国4000年の歴史ですから。
世界観の広がり方、「紀元を超えた愛」というサブタイトルのとおり、2000年以上の時を超えて巡り合うラブストーリーを演出できる国はそうそうありませんからね。
韓国版はきっと李氏朝鮮(200~500年前程度)だったので時のまたぎ方の差は歴然です。
皇后的男人を見終わってすぐ、この勢いのまま何かほかの中国ドラマも見てみたいという衝動に駆られ、選択肢が豊富なU-NEXTへ移動。
中国ドラマの人気ランキング1位に君臨していたドラマを無作為に選んで再生開始。
これが「シンデレラはオンライン中!」でした。
これがまた皇后的男人以上に面白かった!!
リアルとゲーム世界を行き来する展開が面白い。
10話までリアルでの2人に進展が無いことにはヤキモキしたものの、
早く出会え~~早くいちゃいちゃしろ~~という一心で視聴。
まるで少女マンガみたいな世界。
そして完全無欠でたびたび美男美女、才色兼備と褒めたてられることに何の異論も起きない圧倒的ビジュアルの主役カップル。
見ているだけで心が浄化されるようで楽しかったです。
そこからはあっという間でした。
U-NEXTの中国ドラマで興味を持った作品の第1話を片っ端から視聴。
1話を見て気に入ったやつからどんどん続きを見ていくことに。
そうして数作見ていったときにふと気づいたことが。
私が完走できたドラマのほぼ半分が同じ女優が主役でした。
それが鄭爽(ジェン・シュアン)。
皇后的男人、シンデレラはオンライン中、名家の恋衣。
皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて、夏至未至、などなど。
最初に見たドラマ2作が彼女主演だったから、刷り込み的なものなのかもしれません。
でも、彼女主演だったからハマったのかもしれません。
鶏が先か卵が先か、みたいなものですかね。
最初に見た皇后的男人では自分の声、次のシンデレラ~と名家の恋衣、皇帝の恋ではアテレコ。
夏至未至ではまた自分の声…と見るたびに違う声と違うしゃべり方をしていますが、
どの作品での彼女も好きです。
私の中では鄭爽=等身大の女の子という式が成り立っている感じがします。
同年代なこともあるのかもしれませんが、彼女が演じるキャラクターには何故かめちゃくちゃ共感できます。
自分は永遠に経験することのない世界の話ばかりなのに、なぜか共感できるのです。
2か月間ほぼ毎日のように中国ドラマを見ていますが、これほど共感してヒロインに感情移入できるのは鄭爽が主役の時だけです。
どんなにおもしろくて評判がいいドラマでも、俳優が好きでなければそこまでハマれません。
海外ドラマなんて特に好みがはっきり出てくると思います。
言葉がわからない以上、見た目に頼った視聴になるのは当然ですから。
鄭爽はネガティブな意見も多い女優だそうです。
10代のころから活躍してきている若手人気女優ですが、
スキャンダルも多く、いわゆるお騒がせセレブ的な側面もあるようで。
声としゃべり方にも癖があるのでアテレコなしのドラマではそこを叩かれたり。
ただ、私はそれも一切気にならない魅力を彼女に感じています。
ドラマの中の姿が魅力的なので私生活など気にならないし、
独特の甘えたような話し方も個性があって見た目とのギャップでアリだと思います。
中国ドラマの沼に引きずり込んでくれた張本人はまさしく彼女。
おかげで毎日寝不足と闘いながらも楽しい日々を過ごしています。
今ではお気に入りの俳優も数人の名前を挙げられるようになりましたが、
不動の一番には鄭爽が君臨しています。
目下の夢は一刻も早く鄭爽と楊洋(ヤン・ヤン)のシンデレラカップルの再共演を見ること。
さて、ようやく待ちに待った週末です。
我慢に我慢を重ねてストックをためていた「香蜜沈沈燼如霜」の37話以降を視聴予定です。
急展開を迎えていた36話、そこからどうなっていくのやら。
*1:詳しくは芸汐傳 #1~#48(+α)視聴完了 - Trapped Like A Roller Coaster参照
*2:英語字幕でなく中文字幕で見ると「タイのスター徐志賢にそっくり」と話していました。徐志賢は男性主人公を演じている俳優の名前です。つまり中の人にそっくりと話しているんですね
芸汐傳 #1~#48(+α)視聴完了
恐ろしいスピードで完走しました。
全48話を、なんと3日弱で完走。
日中は仕事なので、就業時間以外をすべて視聴に費やしました。おかげで寝不足。
かなりスキップや早送りしつつの視聴ではありますが、
ストーリー展開に理解が出来なかった場面はほぼありません。
前回のブログで、私はこのドラマについて
とっても気楽に見れるので、重苦しいテーマの長編を見ている時の気分転換にちょうど良い作品
として締めくくっています。
前言撤回。
ちっとも気楽に見れない!!!
ちっとも軽快じゃない!!!
めちゃくちゃモヤモヤする!!!
なんっっっだこれ・・・・・・
主人公2人、かわいいです。
見た目もお似合いで早々に相思相愛になるのもほほえましいです。
キクちゃん@芸汐も張哲瀚@非夜も実に見目麗しくてこれぞ中国ドラマの醍醐味。
サブキャラたちも個性豊かで楽しいです。
雲行きが怪しくなってきたのは30話あたりからでした。
まず、ドラマで大きなテーマとして君臨しているのが「毒」です。
これは主人公の芸汐が医者の家に生まれたこと、自身も幼いころから毒に蝕まれてきたことで、毒のエキスパートとなっていたことに由来。
そして男性主人公の非夜もまた解毒薬が見つからない毒によって苦しみ続けています。
芸汐が非夜の毒を取り除けるか?というのが全編にまたがるテーマなのですが、
これがまぁなんとも納得いかない結末でした。
結末より先にモヤモヤしたのは、非夜の幼馴染である百里茗香(バイリ・ミンシャン)の存在です。
芸汐にとっては恋のライバルでもある茗香。
登場してすぐの頃はイヤミでも非夜は芸汐しか見ていないので特に気にならなかったのですが…
非夜と芸汐が仲良くすればするほど凶悪な本性がにじみ出てきた茗香。
確かに同情できる部分は大いにあるのですが、あまりにも憎たらしい悪役っぷりに本気でイライラしてしまいました。
彼女に優しくする非夜にもイライラ、そんな非夜にイライラする芸汐にもイライラw
茗香役もSNH48メンバーだそうですが、まさに迫真の演技でした。
中国俳優の演技のうまい下手はよく分かりませんが、茗香にはめちゃくちゃ憎悪感じたので熱演だったと思います。←
茗香の存在にイライラし始めてからは前半のスッキリ感が薄れてしまい、
各話ごとに「ここで見るのやめたらモヤモヤする!」って気持ちになるのでやめられず
結果、恐ろしいスピードで全話見たわけなのですが。
このドラマ、とにかく人がたくさん死にます。
死にそうになかった人、というか死ぬ必要性を感じなかった人まで死にます。
それでまずメンタルがしんどくなりました。
キャラが死んじゃうことが悲しいというよりは、
片っ端から殺して退場させてしまう脚本の雑さと残酷さです。
それでも最後には幸せになれるんだ・・・と信じて最後まで見ました。
そうして最後まで見た感想。
なるべくネタバレせずに端的に言うと、
喪失感。
それしかなかったです。
思わず1人で「なんだこれ???」って言っちゃうくらい
なんだこれ????でした。
芸汐傳は全48話です。
ですがこの記事のタイトルは(+α)とつけています。
というのも、Youtubeの「芸汐傳」再生リストを見るとわかるのですが、
実はこのドラマ、結末が2種類あります。
「甜(ハッピーエンド)」版と
「虐(サッドエンド)」版。
※リンク先が間違ってたので修正しました(9/7)
どちらも10分ちょっとの動画で、48話のラストシーンの引用がメインで
異なるのは最後の1分程度のみ。
48話の結末があまりにも「?」で解釈が分かれそうなものだったので、
その補足的なやつだと思います。
私はハッピーエンドが好きなのでもちろん甜版を選びたいところですが、
筋が通っているのは・・・残念ながら虐版だと思います。
芸汐傳をファンタジーとして見るのであれば甜版も良いと思うんですが、
ちょっと最後の最後で突然すぎるし都合がよすぎる。
もっと前からそういう予兆を見せてくれたらよかったのに。
虐版は名前の通り悲しすぎるしやるせない気持ちになります。
でもストーリーとして考えるとこちらが本筋かもしれません。
原作の小説ではどういう結末なのかが気になります。
賢くて前向きでまっすぐで一途な芸汐、
芸汐を愛したことで人間らしい感情を持てるようになった非夜。
だからこそあの方法以外の何かを見つけ出してほしかったです。
可愛い2人。
結末さえ違っていれば何度でもリピートして、
スキップもせずにじっくり見たいドラマなのですが、
待ち受けている結末がアレだとわかってしまった今ではもう…
でもこの2人は本当に可愛いし名シーンがたくさんあります。
抜粋動画とかを探すしかないかな…
ちなみにYoutubeでは40話過ぎたあたりから字幕が無くなるので、
そこで視聴をやめてしまうのが一番いいかもしれません←
芸汐傳を見終わった後は喪失感、やるせなさでいっぱいで
胸に何かが痞えているようなモヤモヤ感が拭えなかったので、
思いっきりハッピーなドラマを見よう!
と思い立ちタイトルからしてハッピーそうな「萌妻食神」を見始めました。
芸汐傳同様にウェブドラマ、全56話ありますが1話が30分程度と短め。
今は6話まで視聴しました。
タイムスリップもののラブコメ。
中国の流行曲や有名ドラマのオマージュ的シーンが多く出てきますが、私はよく分からず。
今のところそんなにハマれていないので完走できるかは微妙です。
芸汐傳 #15まで視聴
今週は月末ということもあり、なかなかドラマ視聴ができなさそうです。
なので気合を入れて見ないといけない香蜜~は週末までお預けにしようと思っています。
といいつつ隙を見てちょびちょび見る可能性はありますが…
とりあえず、流し見程度に楽しんでいる「芸汐傳」について雑記を残しておこうかなと。
視聴はYoutubeですが、字幕が不安定です。
字幕が出たり出なかったり、文章としておかしな訳になっていたり。
それもあって、理解が難しいところはほぼ飛ばして主役2人の恋模様を楽しんでいます。
日本語字幕が付いていない中国ドラマ(特に古装)を見るときの私的あるあるで、
中国史も詳しくなければ固有名詞にも強くないので、陰謀めいた話になるとスキップしがち。
スキップしたせいで後々何がどうなって解決したのかわからなくなることもありますが、
なんとなく流れは掴めるし誰が悪い奴かっていうのも大体分かるので困りはしません←
好きジャンルもラブストーリーでそこにしか基本興味無いってのもあります。
どんなドラマでも主人公2人がお似合いで幸せならば私は満足できるのです。
そんなわけで芸汐傳の主人公2人。
初々しくてとてもかわいいです。
ヒロインの韓芸汐(ハン・ユンシィ)はSNH48出身の鞠婧禕(ジュー・ジンイー)。
日本でも、めちゃくちゃ可愛い子がわんさかいる!と一時期話題になりましたよね~SNH48。
その中でも彼女は「キクちゃん」の愛称で日本でも人気だったみたいです。
(しかし何故キクちゃん?どちらかといえば鞠=マリでは??)
SNH48、AKBグループと決別したことは知ってたんですが、今では派生グループもごろごろいて独自に総選挙をやってたりもするんですね。
キクちゃんはその総選挙で2年連続1位になるなど、SNH不動のエースだったそうで。
前田のあっちゃんみたいな感じかな…(結婚おめでとうございます)
つい最近グループを卒業して女優へ転向したようで、本作が女優としての本格デビューですかね。
ただ、このドラマ、主要な綺麗どころは殆ど全員がSNH48メンバーです。
元々がウェブ配信ドラマということで、再生回数稼ぎも兼ねてのキャスティングかもしれません。*1
しかしアイドルだから見劣りする…ということは一切なく、キクちゃんとても良いです。
まずはやはり見た目の話になるんですが、とにかく可愛い!
159cmということで、長身揃いの中国俳優の中ではかなり小柄な方だと思います。
男性主人公である秦王・龍非夜(ロン・フェイェ)役の張哲瀚(チャン・ジァハン)が181㎝あるので身長差が結構あります。
その上キクちゃんやたら細い。Tシャツにショーパンだったらちゃんとご飯食べてるか不安になる細さだと思います。
反対に張哲瀚は良い身体してます。そのせいかやたら脱がされるのがちょっとかわいそうというか…
半ケツまで披露しています…ちょっとシュール…w
2人の体格差が非常に少女マンガ的で良いです。
ちらほらと散りばめられている胸キュンシーンではそれを利用した演出が多々。
(非夜の腕の中にすっぽり収まるサイズ感の芸汐が本当に可愛い!)
芸汐が非夜に文字通り飛びつく場面が多いのですが、
2人の身長差では、芸汐はジャンプしてお猿さんのようにぶら下がらないと非夜の首に腕を回せないんですね。*2
なかなか他のドラマ(カップル)では見ることができない演出だと思います。
これだけでも見る価値ある。(?)
演技もいいです。
利発で小生意気そうな表情が生き生きしていて可愛いです。
芸汐は医者の家系に生まれ、医学とくに毒に関する知識が豊富な才気あふれる少女。
逆境にもへこたれることなく、闊達で向上心も強い。
窮地に陥っても逆に見返してやる!という負けん気の強さも持ち合わせています。
やられたらやり返すハンムラビマインドな少女なのですが、その時のいたずら顔がかわいい。
冷血男と呼ばれていた非夜が思わずニンマリしてしまうのも納得です。
難しいことはすっ飛ばして主役2人の恋愛のみにフォーカスを当てて見ている本作。
やや残念なところもあります。それが二番手男のキャスティング。
山奥で毒草園を営み、なにやら怪しげな実験にも関わっているらしい謎の男、
顧七少(グー・チーシャオ)役の米熱(ミールー、Merxat)。
これはもう単純に私の好みの問題です。
単純に、お顔が苦手なのです…
名前と出身地を見てわかりましたが、ウイグル族の俳優さんですね。
少し話題が逸れますが、私はウイグル出身の俳優さんが苦手な傾向があります…
ディリラバちゃんやグリナザちゃん然り。
嫌いなわけではないのです、むしろ彫が深くて隙が無い絶世美人大好きですから。
ただ、中国ドラマ(おもに古装)を見るときには、ウイグル出身俳優さんでは些少な違和感を覚えてしまいます。
あまりにも美しすぎるんです←
そしてあまりにも漢民族やその他の中国民族と顔立ちが違う。
古装でも奇幻、神仙などがテーマであればまだ良いのですが、そうではない古装作品で見ると、
映画「47RONIN」のキアヌ・リーヴスを見た時と近い感情が芽生えてしまうのです。
キアヌほど飛び抜けた違和感まではいかずとも、
桜並木の中に1本だけサクランボの木が混じっているような「何か違う」感があります。
もっとも、今回の米熱に関して言えばお顔立ち自体もやや苦手です…
中国ドラマブームの先駆け的存在「宮廷女官 若㬢」の男性主人公を演じた呉奇隆(ニッキー・ウー)に似ていると思います。
ニッキー・ウーは台湾出身ですが…
私は彼の顔が苦手で若㬢をリタイアしてしまったので、この系統が鬼門なのかもしれません。
そのため、二番手好きの私としては異例なレベルで二番手のシーンまでスキップして見ています。
おかげで視聴スピードが速いです。
こんなんでドラマの内容理解できてるのか?面白いのか?って感じですが、
そんなんでもちゃんと面白いです。
理解できてるかは自信ありませんが←←
一応ジャンルが武侠ドラマということで戦闘シーンも多いですが、
武侠と言えるのかは微妙です。
毒がメインテーマになっているので、体を張ったアクションというよりは飛び道具かなと。
どちらかといえば奇幻寄りな印象ですが、ちょこちょこ起きる問題を芸汐が鮮やかに解決し、ぶっきらぼうだけどここぞという時に必ず助けに来てくれる非夜の2人は見ていて痛快でほほえましいです。
まだ前半だからかもしれませんが、ウガーッ!ともどかしい思いをすることがないアッサリ軽快なストーリーだと思います。
とっても気楽に見れるので、重苦しいテーマの長編を見ている時の気分転換にちょうど良い作品かなと。
全48話ですが、おそらくこのまま完走できる予感がしています。
【霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~】 香蜜沈沈燼如霜 #36まで視聴
前回エントリー時の宣言通り、本放送に追いついてしまわないようにペースを落としました。
ペース調整も兼ねて、土日から新しく2本のドラマを見始めました。
「媚者無疆」と「芸汐伝」、どちらも古装ドラマでYoutubeでの視聴です。
媚者無疆は奇幻ではあるものの武侠といった方が近いのでしょうか。
香蜜~と同じくらい豆瓣で評価が高かったので(どちらも7点台なかば)視聴開始。
芸汐伝は前者に比べると評価はやや下がりますが(6点台後半)Youtube先輩が熱烈におすすめしてくるので見始めました。
Youtubeということでやはりどちらも英語字幕での視聴。
芸汐伝は韓国語字幕もあったのでそちらで見ていたものの、どうやら自動翻訳をそのまま使用したようでおかしな訳が多く、結局英語字幕にしています。
この2作品も視聴が続けばそのうち記事に書くと思います。
さて、そろそろ本題の香蜜~へ。
前回は潤玉の覚醒、錦覓と旭鳳のキス、錦覓の吐血と盛りだくさんでした。
香蜜~は全60話なので、31話はちょうど折り返し地点なんですよね。
それもあってこの盛り上がりだったんだなーと。
中国ドラマビギナーの自分はまず話数の長さでリタイアするケースもあるのですが…
面白いドラマだとあっという間に感じます。
そんな折り返しに入った32話、やはり早々に人間界編が終わりました。
ずっと楽しみにしていた錦覓がベールを外すとき。
まさかこんな切ない演出になるとは…
これはあくまで人間界編の終わりで、2人の姿はかりそめのものだから…
と言い聞かせていても悲しかったです。号泣。
次の日が休みでよかった。←
だけど天上界に戻ってからはまた違う意味で悲しかったですね。
人間界にいた時はあんなにも旭鳳に幸せになってほしいと思っていたのに。
この数話で潤玉はあまりにも多くのかけがえのないものを失ってしまってて辛い。
中盤で一気に存在感が増して、一番幸せになってほしいキャラになってしまいました。
これからはきっと憎まれ役にもなっていくかもしれないけど…
天帝と天后の間に生まれ、何一つ不自由ない暮らしで将来を約束されていてそのうえ愛する人の想いも手に入れた旭鳳と、
天帝の庶子として生まれて義理の母からは疎まれ、夜の神であるがために人々が寝静まった夜にひっそりと暮らす潤玉。
もともと持っていたものが何もなかった潤玉は更に実の母親を奪われ、婚約者もまた奪われようとしているという…
あわれすぎる。
潤玉を思ってくれてる女の子はいるのですが、潤玉が欲しいと思ったものを手に入れさせてあげたい…
ともはや何目線なのか分からない気持ちで見守っています。
それにしても話が進むにつれ極悪非道、目の上のタンコブ感マシマシになってる天后。
全ての悪は天后に通ずる状態。まさに無双。
眉毛がめちゃくちゃ腹立つラインしてます。笑
さて、主役の2人ですが。
2人の恋愛世界だった人間界とは違って天上界は人の目もありますから恋模様は控えめ…
かと思いきや。
36話でまさかの急展開、爆弾が落ちました。www
人間界へ下凡する前に錦覓が旭鳳のために作っていたお酒を酌み交わす2人。
いい感じになって思いを確認しあいます。
「婚約を破棄してもらうようお願いして、貴方のことを待つわ」
的なことを約束して不死鳥花の木の下で口づけをかわします。
ここまではよかった。
ええええええええwwwww
2人がこんな急転直下のスピードで結ばれてしまうことにまず驚き。
しかも錦覓はまだ丹薬を体内に持っているので、愛情を完全に理解してる状態ではないにも関わらず。
2人の行為をまさかこんな方法で表現するとはwっていうことに驚き。
もちろん合間合間に2人の足元や肩上が映し出されてはいます。
それが妙になまめかしく、無駄にハイクオリティのCGと相俟って(?)名シーンになってます。
中国ドラマ通の方々的にはこのシーンはどう映ったんでしょうか…
ビギナーからするとだいぶ奇想天外に感じましたが、
生命の神秘や神々が住まうこの世界観の壮大さはめちゃくちゃ伝わってきました。
そんなわけでまさかまさかの手続きより先に結ばれるという展開。
しかし結ばれたとしてもまだまだ困難は続きそうです。
まずは潤玉との婚姻がどうなるかですね。
天帝が定め、水神が認め、潤玉が手放そうとしない婚姻なので…
どうやら次は魔界編になるらしいので楽しみです。
世界が変わったらまた2人の関係性も変わっているのでしょう。
香蜜~の世界観やいろんな世界を行き来するというストーリー展開が視聴中断中の「三生三世十里桃花」に似ていると思って調べてみると、やはりファン層が近いようです。
後者は主役2人があまり好みでなかったため視聴ペースが上がらず放置しているのですが…
香蜜~が終わったらまた見てみようかなと思っています。
ただ現時点での評判は香蜜~の方が高い印象です。
とはいえ放送当時は爆発的人気だった作品で今でも根強い人気なのでペース上がらなくても完走はしたい作品の一つです。
【霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~】 香蜜沈沈燼如霜 #31まで視聴
潤玉、覚醒。
あまりのかっこよさにキャプチャしまくりました←←
昨日見た28~31話は完全に潤玉のターンでした。
ここまで影が薄いというか、決め所が弱かった潤玉。
物語も中盤に差し掛かってきたところでようやく個性出てきた感じします。
彼が錦覓に惹かれたポイント、いつから好きだった?というのも今まで曖昧だったけど
(これは私が英語字幕を半分くらいしか理解していないせいもある)
それがここにきてようやく明らかになりました。
潤玉は幼いころのトラウマから自分の本当の姿を醜いものだと思ってたんですね。
天帝と水魚族(鯉やアロワナのような淡水魚の種族っぽい)の公主との間に生まれた潤玉は水魚族とは明らかに違う見た目。
立派な角や固い龍鱗のせいで水魚族の中で不遇な扱いを受け、実の母は潤玉を守るために角と鱗をそぎ落とす。
切っても切ってもまた生えてくる龍の証を毎日削いでいるせいで衣服は血で真っ赤に染まり、やがて自分でそぎ落とすようになる。
ここでも伏線回収があったんですね。
潤玉のことを健気に想っている侍従の女の子がいるのですが、
いつも質素ないでたちの彼女が赤い晴れ着でおめかしして潤玉の前に現れた時があって。
どんな反応をしてもらえるだろうかとドキドキしている彼女に対して潤玉は
「私は赤い色が大嫌いだ。いつもの恰好に戻れ」
と冷たく言い放つんですよね。
この時は、なんてひどい奴だ潤玉!これが錦覓ならデレデレなくせに!
と憤慨してたんですが、錦覓が着てても嫌だったでしょうね。
色気づいた部下を冷たく突き放すための言い訳ではなく、本当のトラウマだったとは。
そんなわけで潤玉無双に終わった31話なのですが、
潤玉が天上界で孤独に戦っている間にも人間界の2人はぐんぐん距離を縮めて。
ついにこのシーンにまでたどり着きました。
オープニングにも出てくるキスシーン。
ここで来るとは思わなかった…とても綺麗なシーンだけどやや不服。
あんなに楽しみにしていた素顔公開シーンだったのに、キスするために取ってまた付けるというただの垂れ幕状態…!
これは旭鳳はまだきちんと錦覓の素顔見れていない感じかな。
そしてあまりにも唐突に思いを確かめ合ってキスシーンに至ってしまって、急だな!?と思ったのですが、それにも裏がありましたね。
錦覓が吐血。
毒茶の影響なようですが、あんた聖医女なのに毒入ってるの気付かないのか…?
という気はしましたが、じわじわ効いてくる系っぽいし一族に伝わる秘薬っぽいのでわからなかったのでしょうか。
錦覓と旭鳳の両想い、そして錦覓の吐血。
この2つに加えて旭鳳を追って下凡していた穂禾が天界の手引きによって天上での記憶を取り戻し、いよいよ人間界での錦覓の身も危うくなってきました。
そろそろ第2部・人間界編も終わりが見えてきた感じですかね。
いい具合に人間関係が絡み合い、情念渦巻く世界になってきたので視聴も捗ります。
土日はゆっくりおさらいもしつつ、他のドラマ開拓も進めていく予定です。
後回しにしている視聴中ドラマも少しずつ消化していかなくては…