Trapped Like A Roller Coaster

5%の理解力で中国ドラマを見ては分かった気になって雑な感想を語っています

見終わってからも笛の音が聴こえてくる気がする「陳情令」 #1~#50 視聴完了

 

陳情令 全50話

2019.8.24 視聴完了

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視聴完了とほぼ同時に、Youtubeにアップロードされていた動画が日本非公開となりました。

日本上陸が決まったかな??と期待しているのですが、公開元だったテンセントのチャンネルは比較的こまめに閲覧規制を付けているので特に意味はないかもしれません。

まさに滑り込みセーフとなった「陳情令」、本当はもう少し振り返り視聴したい部分もあったのですが、ひとまず無事完走しました。

 

tommhe.hatenablog.com

 

前回のエントリーをアップするときに気になっていたBLエピソード、40話を過ぎてからはまた控えめになってて良かったです。

というか終盤に向けてスピードアップしたからBLがどうとか言ってる場合じゃなくなった。w

後半になると一気に長台詞が増えたので英語字幕で追っている私は必死でした。

セリフ量が多い上に話すスピードも速いので字幕の切り替わりが早い早い。笑

字幕を追い過ぎて肝心の画面を見れなくなるのは嫌なので、後半は字幕の理解よりも画面全体を見ておくようにしました。

Youtubeの字幕は日本語に自動翻訳することも出来るのですが、それだと精度があまり良くないので結局もう一度頭の中で文章を整理する手間がかかってしまうことがあります。

とはいえこれは私自身が英語字幕を見ることをさほど苦としていない&大まかな理解で見進めていくことに割と慣れているせいもあるのかも…

 

さて、全50話を見ての感想ですが、Twitterにもちょこちょこっと書いたりしていました。

 

 

 

ツイートからも分かる通り、50話を見終わって一番ショックだったのは温情のこと…

最後までにもう一回は出てきてくれるだろうと思っていたのに、出てこなかったのですよ…

私、ドラマにおける「●●は死んでしまったよ」という伝聞での訃報って基本信じない人間でして。

たとえ崖から落ちても、極端なことを言うと目の前で心臓を貫かれて誰かの腕の中でハッキリと絶命しない限りは「まだ死んでない!」と期待と確信を持って蘇生を待つのが定石となっているのです。

だから温情に関しては、温寧が生きていたこともあり絶対にまだ生きていると信じていたのです…

不夜天の門前に吊るされていた中にも居なかったと思ったんだけどなぁ…いたのかな?もう一度見て確認したいと思っても非公開になってしまったので分かりません。

温情のことを何となく意識している風の視線を送っていた江澄のどんでん返しにきたいしていたけど、それどころじゃなくて無理だったようですね…

魏無羨と温情の分かり合えているようなアイコンタクトがとても好きだったし、キャラクターとしてすごく相性良さげで良いカップルになったと思う。

それもあって原作ファンの皆さんは余計にヤキモキしたのではなかろうか。

 

話は少し逸れて藍忘機の名前に関する小ネタ(?)。

中文字幕では「忘机」と標記されているのに、劇中に出てくる手紙には「忘機」と書かれていました。

どっちだ?と思って調べてみたら、「机」は繁体字「機」の簡体字であり、日本語の「机(つくえ)」という意味は無いそうです。

私は原則日本語表記に直したものを使いたいと思っているので「忘機」で統一しています。(という原則で行くと芸汐伝は蕓汐伝になるんだけど…w)

 

陳情令はハマって一気に見たドラマではあるんですが、特に思い入れが強かったドラマというわけでもなく。

見終わった後もさっぱりとしていて余韻に引きずられる…とかロスに陥る感じでもないですね。

終わり方が綺麗で良かったです。温情と師姐、2人の女性は切なかったですけど…

最初に16年前の結末だけを見せて16年後の現在を見せ、そしてすぐに16年後の回想に戻ってまた16年後に戻ってくるという複雑な時間経過の見せ方が、最初こそ(見た目に変化が無いので分かり辛くて)戸惑ったものの、回を重ねるごとに面白さを増していった気がします。

CGの入れ込み方が過剰でなく丁寧だったり、カット割りの工夫が見て取れるシーンが多く散りばめられていたり、うっすらと感じていた違和感を解消する伏線の張り方が見事だったり、とにかく丁寧に作り上げたドラマなんだろうなぁというのを感じられたドラマでした。

普通によくあるイケメンドラマだろうと思って見始めたので、嬉しい誤算でした。

 

特に見終わった後からも思い出されて印象的なのは、サウンドトラック。

魏無羨は笛、藍忘機は古琴で法術を使うので、要所要所で笛の音や琴の音が響いてくるのですが、どれも素晴らしい音楽で耳に残ります。

後半にはキーとなる曲として日本伝来だという曲も登場しますが、中華風の曲の中にポンッと和の音階の曲が入ったときの異質さが上手く作用していたと思います。

あまりにも典型的な日本風だったのでちょっと笑ってしまいましたがw

 

主題曲の「無羈」は特にドラマの中で何度も流れていて耳に残ります。

こちらは主役の肖戦と王一博が歌っているバージョンですが、インストもとっても良い。むしろインストが良い←

 

youtu.be

 

元々は原作者の墨香銅臭がWEB小説で連載していた「魔道祖師」が書籍化する際に改題したタイトルが「無羈」だそうで。

とにかくこのメロディーが離れず、Appleミュージックでも陳情令のサントラが出ていたのでずっと聴いています。

個人的には「東宮」の主題曲「初見」と並ぶくらいお気に入りです。

 

派手さがあるわけではないのに映像も脚本も丁寧さをとても感じたドラマだったので、次の視聴ドラマにはウェルメイドでありつつ恋愛描写が充実している古装を探しているのですが中々にハードルが上がっています。

悩んでいるうちにU-NEXTに「瓔珞」の11話~が更新される日が来てしまいそうで、それはそれでいいかなとも思っていますが、次の更新まであと1週間はあるんですよねぇ…

 

可愛い女の子とイケメンが恋するロマンチックなやつが見たい。

現代ものの方が見つかるかなぁ…でも気分は古装…