致我們暖暖的小時光 #16まで視聴
とっても久しぶりに現代劇を見ています。
中国古装ドラマは何と言っても装飾・衣装の華やかさやスケールの大きさが好きで、日本語字幕が無いためにストーリーの理解が曖昧な時も画面の美しさで乗り切れる気がするんですよねw
現代劇にはそれが無い上、セリフや行動に現代中国文化が色濃く反映されているのでかえって分かりづらく感じる時があります。
とはいえドラマは古装の方が少ないですし、私の嗜好からいえば中国の現代青春ドラマは好みどストライクですし、中国ドラマにハマるきっかけになったのもこのジャンルなので嫌いじゃないんです。むしろ大好き。
ということで、今年放送されたドラマの中で現時点で最も評価が高い「致我們暖暖的小時光」を見始めました。
全24集で今年4~5月に配信されました。
少し前にNetflix経由で日本上陸を果たした「致我們単純的小美好(邦題:ツンデレ王子のシンデレラ)」の姉妹編とのこと。
浅学の私は中国現代物ってみんなこんな感じのタイトルなのかなーと思っていて気づきませんでした。w
Youtubeでとっても綺麗な英語字幕がバッチリついているのでそちらで視聴中です。
司徒末(ストゥ・モー)は憧れの広告プランナーになるために就活中の大学4年生。
広告会社の面接の朝、末末(司徒末のあだ名)は高校時代からの友人・傅沛(フー・ペイ)の自転車に乗って会場へと向かっていた。
ところが向かいからやってきた自転車と衝突して転んでしまい、ぶつかった相手で傅沛のルームメイト・顧未易(グー・ウェイイー)とカバンが入れ替わったことに気が付かないまま面接に挑み撃沈してしまった。
顧未易もまた、カバンの中に入れていた学生証が無いために大事な試験を受けられなかった。
散々な出会い方をした2人だったが、その出来事をきっかけに度々顔を合わせるようになる。
末末は高校の頃から傅沛に淡い恋心を抱いており、2人は友達以上恋人未満のような曖昧な距離感のまま4年間過ごしていた。
末末の気持ちを知ってか知らずか傅沛は無神経な態度を取っては末末を傷つけるが、一方で末末が顧未易と親しげにしていると彼氏面をしてきたりと、末末を振り回す。
付かず離れずの微妙な関係の2人を顧未易は複雑な表情で見つめている。
末末のインターンシップ先が決まり、母親の伝手で母親の友人が子供のために用意した家に下宿させてもらえることになった。
「子供はめったに帰ってこないから」という言葉に甘えてグウタラな生活をしていると、突然ドアが開く音が。
そこにいたのは顧未易。母親の友人の子供とは顧未易のことだった。
そうして2人の同居生活が始まっていく…
というようなお話。
前作の「ツンデレ王子のシンデレラ」という邦題にはかなりザワついたものですが、今作が日本に来るなら、シリーズ的にしたくとも「シンデレラ」と「ツンデレ」というワードは外してほしいなぁと思います。
まず、シンデレラって中国ドラマの邦題に多すぎ問題がありますよね。
シンデレラシリーズなんて呼ばれ方をしているグーマン3部作もありますし…
既にシンデレラ市場は飽和状態だし、シンデレラと聞いて想像するのはやはり普通の女の子が王子様に見初められてプリンセスになるサクセスストーリー的なものだと思うんです。
今作は主人公の末末が自立していて行動力があって自分で道を切り開いていく逞しい女の子なので、なんとなく受け身のイメージが強いシンデレラは似合いません。
どうしてもプリンセスにしたいのであれば美女と野獣のベルかなと思いますが、邦題には不向きですよね。
ツンデレに関しても、そもそもツンデレってワードがもう古いし。
絵に描いたような理系イケメンですが生まれてこのかた恋愛とは無縁の生活を送ってきたが故の初々しさ、たどたどしさが強い。
ただ、これ日本に来るのはかなり大変なんじゃないかなぁ…??という気もしてます。
というのも、司徒末が大のドラえもん狂!!ww
ベッド、クッション、マグカップ、絆創膏、カイロ、しまいにはラブレターにまで。
身の回りのいたるところにドラえもんが散りばめられまくっており、キャラクターライセンスに厳しい日本だとこれは厳しいかもしれない…と不安です。
正規品コピー品に関わらず、キャラクターの使用自体がいささか面倒なことですからね。
かといえ許可を取ら(れ)なければドラマの中心となる2人の家がモザイクだらけになってしまうしw
ドラえもん大好きな末末はとっても可愛いですけどね。
ドラえもんグッズってこんなに色々あったのかという驚きもw
ドラマ自体は日本の少女マンガを見ているような甘酸っぱい青春ロマンスという感じで、起伏が少なく淡々と進んでいるのにどんどん次が気になって見てしまう魅力があります。
意地悪をする悪役も、刺激的な描写も一切出てこないのが逆に面白い。
血生臭い陰謀に満ちた古装が続いていたので、余計にこのピュアピュアしたドラマを楽しめています。
難しい言い回しが殆どないので英語字幕が苦じゃないのも手伝っているかもしれません。
細かい感想は24話まで見終わってからにするとして、ドラマを見ていると食欲がそそられる食べ物がちらほら…
末末の大好物で顧未易が苦手な螺蛳粉(田螺ビーフン)は見た目からして田螺が無理なので顧未易に同意なのですが、味は気になる。
末末のお母さんが2人に作った胡桃と黒胡麻のお汁粉は自分でも作りたくなります。
あとこれは中国ドラマ全般によく思うのですが、中華式朝ごはんっておいしそうですよね。
職場の近くに朝からお粥を出してくれる中華粥専門店があったのですが、閉店してしまって残念…
それからお茶!茶葉の名前を忘れてしまったのですが、顧未易がいつも淹れるあのお茶も飲みたくなります。
急須など茶漉しを使わずコップにダイレクトに茶葉を入れてお湯を注ぐ中国スタイルのお茶の飲み方、最初に見た時は衝撃的でしたが慣れるとそっちの方が美味しく感じる。
古装優先でドラマを選んでいましたが、現代劇もやっぱり面白い。
他にもいくつか現代劇をリストアップしているので、しばらく現代劇強化期間にしていこうかな??と思っています。
Netflixでずーーっと先送りにしている流星花園2018もそろそろいい加減見ておかないと。
花男は台湾版の流星花園がずっと好きなんですよね…あれでヴィック・チョウにハマりました。
あ、そういえばその流星花園が「小時光」にちらっと出てきてました!
末末が流星花園の道明寺(ジェリー・イェン)を見ながら「この髪型超カッコいい!」と言うのですが、顧未易は「パイナップルみたい」と一蹴。
「あんたは便器の蓋みたいよ」と言い返す末末に思わず笑ってしまうシーンなのですが、後日談として顧未易が美容室に行って「この髪型にしてください」と道明寺の写真を見せていたことが明らかにww
「君には似合わないと思うよ」という美容師さんの言葉にも負けず道明寺ヘアをお願いした顧未易、美容師さんの苦労の末にスタイル完成したものの…
やっぱり元の髪型が良いよ、となる可愛い展開でした。
しかし顧未易を演じている林一がイケメン過ぎて、むしろ道明寺ヘアめちゃくちゃ似合ってて若手アイドルみたいな爽やか少年に仕上がってしまってたのが惜しいというかさすがというか。w