Trapped Like A Roller Coaster

5%の理解力で中国ドラマを見ては分かった気になって雑な感想を語っています

邪道を貫くヒロインの王道ロマンス「招揺」 #30まで視聴



  

週末に久しぶりの武侠ドラマを見始めました。

一応は奇幻を謳っていますが、舞台としては江湖(侠客達が集う所)や派閥が出てくるので武侠といって差し支えないかと思います。

 

タイトルは「招揺(招摇)」、全56話(テレビ版)

今年の1月末に放送されたドラマです。

豆瓣(douban)の評価は★6.1、平凡だけど2019年放送の古装ドラマの中では悪くない数字です。

 

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Youtubeに予告動画やメイキング動画がたくさん出てくるようになったので見てみたところ、主演の白鹿(バイ・ルー)許凱(シュー・カイ)の雰囲気が良い感じだったので見始めました。

 

ちなみに見始めたばかりのツイートはこちら↓

 

 武侠ドラマって日本でいうところの戦隊物や必殺仕事人なんかに近いものがあると思っていて、形式美がたくさんあるんですよね。

その形式美を理解していないと取っ付きにくく感じるところがあるし、それを活かせてなくて凡庸なドラマになってしまったり。

かくいう私も武侠ドラマにはやや距離を置きがちです。

アクションよりロマンスが見たい。←

 

「招揺」は仙侠ロマンスといったところでしょうか。

ほぼほぼ武侠ですが一応仙人の概念やファンタジックな要素も色濃く出ています。

 

 

主人公はタイトルにもなっている路招揺(ルー・ジャオヤオ)

 

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邪悪な力を持つとされる魔王の息子が封印されている封魔山を守る一族として祖父と2人暮らしをしている純粋で明るい少女。

人にやさしく、正義を貫く良い人になることを心掛けていたものの、それを教えてくれた憧れの人に裏切られてしまったことで性格が一変。

江湖で”女魔頭”と恐れられる血も涙もない万戮門の門主に成り上がる。

 

そんな招揺に助けられ、一途に招揺を側で守り続けるのが厲塵瀾(リー・チェンラン)

 

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この生まれたて(?)塵瀾がとてもとてもとても可愛い…

 

封魔山に1000年もの間封印されていた魔王の息子だが、その力を振りかざすことはせず野良犬に自分のごはんを分け与えてあげるような優しい子。

生まれながらにして邪悪な存在であるという理由で江湖の正統派である宗門から殺されかけていたところを招揺に助けられ、招揺のために生きていくことを誓う。

 

体に刺青のような醜い痣があることから招揺からは「墨青(モーチン)」と名付けられていたが、力をコントロール出来るようになると痣は消えて招揺をも凌ぐ武力を得る。

 

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なんやかんやありつつ(雑w)招揺は半生半死のような状態になり、昼は透明人間、夜は別人の容姿として暮らすことに。

招揺は(誤解なんだけど)自分をこんな目に合わせた塵瀾への復讐のために正体を隠して塵瀾に近付くのだが、塵瀾は彼女が招揺であることをいち早く見抜く。

隙を窺っては塵瀾を殺そうとあの手この手をたくらむのだが、塵瀾はするりと躱してしまう。

その一方で、招揺を命がけで守ろうとする塵瀾の優しさに憎しみは薄れ、情を感じるようになっていく。

 

みたいな感じのお話です。(めちゃくちゃ端折ってるwww)

 

主人公の招揺は3話目にして早々に闇堕ちし、人様に嫌われまくる暗黒道まっしぐら。

人は殺しまくるし子供のお菓子ぶんどるしw

めちゃくちゃ血生臭いし何一つ共感できないヒロインなのに、彼女の優しさや正義に触れて陰で支え続ける塵瀾の愛情の深さを通して見るととても魅力的でロマンティックなのです。

 

Twitterにも書いてるんですが、こんな叙情的なやりとりもあったりしてアクションとロマンスの緩急に惹きこまれます。

 

ふらふら~っと見始めたドラマですが、許凱のイケメンっぷりに癒されるしストーリー展開がなかなかに飽きなくて楽しめているので完走できそうです。

完走したらもう少しちゃんとしたあらすじや感想をアップしたいなと。

 

個性豊かなサブキャラたちの中でも、南山主がお気に入り。

お医者さんをやっていて、ちっとも言うことを聞かない患者(塵瀾)に思いっきり悪態をつきながらもせっせと治療する姿がまるで世話焼きなお母さんみたいでw

2人のシーンの掛け合いがテンポ良くて好きです。

 

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それにしても、これまたテレビ用にカットされているやつをそうと気付かずに見始めてしまった…