日本には来そうにない?緩い中国ウェブドラマを見始めました(追記あり)
香蜜が終わってしまい、新たなドラマをあれこれ模索中です。
長編ドラマや重たいテーマのものよりも、サクッと見られるものがいいな~と思って探していて、アンテナに引っかかったものをいくつか視聴開始しています。
その中でも謎の面白さを感じているのが「顫抖吧,阿部!」というドラマ。
こちらはYOUKUのオリジナルドラマです。
日本でも「シンデレラはオンライン中!(微微一笑很傾城)」の美人師兄として知られている鄭業成(ジェン・イェチョン)が男主です。
女主は「旋風少女2」のヒロインだった安悦溪(アン・ユエシー)。
旋風少女は1の序盤でリタイアしてるので私はこれが初見です。
宇宙人の阿部察察(アブゥ・チャチャ)は違法売買の罪で宇宙警察に捕まり連行されている途中、乗っていた宇宙船が突然の襲撃により地球に不時着してしまう。
墜落の衝撃に加え地球の重力、そして酸素の濃さに宇宙人の阿部は適応できない。
生き延びるためには地球の生命体と同化する必要があり、焦った阿部は目の前に横たわっていた瀕死の地球人の娘と同化する。
阿部が同化した将軍家の次女・唐青叶(タン・チンイェ)は異母姉の婚約者である王子と恋人関係であることが義母にバレて命を狙われていた。
青叶と王子の関係を以前から知り、青叶を心配していた兄・唐青風(タン・チンフォン)は妹が別人のように変わってしまった謎を探ろうとするが、不思議な事件に巻き込まれていく…
みたいなお話です。
まだ6話までしか見ていませんが、謎すぎて面白いです。
美人師兄がシスコンの潔癖症(というか神経質?)な青風役なのですが、武術もできて頭も切れて優等生なのに阿部に振り回されて壊れていく感じがとてもツボ。
女装も披露。美人師兄、さすがの美人っぷりw
阿部もかわいくて面白いです。
彼女の宇宙人姿の特殊メイクと全身タイツは思い切ったなぁと…w
青叶に同化してからも重力でべちゃーっとなる姿が楽しい。
宇宙人は地球人を「地球猿」とバカにしているのですが、何かあるとどこからともなくブロック出してきて黙らせようとするのが地味に笑えます。
面白いんですが続きが気になるから一気に見たい!となるタイプではないのでのんびり気が向いたときに見ようかな、というテンションです。
話が進めばもう少しシリアスな面も出てくることでしょう。
ちなみに来年放送予定でシーズン2が制作中だそうです。
今集中して見ているのは、同じく来年シーズン2が放送予定の「双世寵妃」です。
こちらは変わり種の阿部!と違ってド定番のタイムスリップ古装ラブコメ。
テンセント(騰訊)のオリジナルです。
一応タイムスリップ先は架空の国と世界なようですが、まぁ中国史詳しくない人間的には普通に古代中国と理解しておいて問題ありません。
現代中国で家具の販売員として働いていた曲小檀(チュイ・シャオタン)が古代の令嬢・曲檀児(チュイ・タンアー)として目覚めるところから話はスタート。
1話冒頭は何の説明も無いまま進んでいくので話が掴みにくいのですが、主人公が自身の置かれている状況を理解するのと同時進行で視聴者も状況を掴めるようになります。
檀児は恋人であった第1王子と引き裂かれ、彼の最大の政敵である第8王子と婚約させられたショックで自殺未遂を図り、倒れている間に小檀の魂が入り込んでしまったようです。
面白いのは小檀が体を乗っ取ったのではなく、檀児の体に小檀と檀児2人の精神が共存して二重人格のようになってしまったというところ。
2人は気絶したり眠ったりすることでランダムに入れ替わってしまうので、周囲は檀児は失恋のショックで気が狂ったんだと噂しています。
檀児と小檀の性格は正反対。
檀児は妾の娘で幼いころから蔑まれてきたのでとても消極的でネガティブ。
自己犠牲心も強いので、愛する第1王子のためなら何でもしようとします。
昔ながらの奥ゆかしい女性ですが、あまりにも煮え切らないのでイライラします←
小檀はガサツすぎるほどガサツでもう少し慎めよ…と言いたくなります。
檀児を苛めている女性たちに小檀がやり返すところはスカッとする反面ひやひやすることも。
テーマもストーリーも比較的ド定番の寄せ集めみたいな感じなんですが、それでも面白くドンドン見進めているのはひとえに主役2人の画が良いから!!!←
このドラマ、キスシーンやときめきシーン(ハグとか急接近とか)がやたら多いんですよね。
しかもそのシーンがどれも絵になってて良い。
初キスシーンが3話、ベッドシーン(といっても描写はない)が6話(確か)と、展開も早い。
とにかくティーン女子がきゅんきゅんするような少女マンガの名シーンをピックアップしているようで、それが面白いです。
その上、キスシーンがめちゃくちゃ上手だと思います←
これは撮り方が上手なのか俳優が上手なのか両方なのか分からないんですけど、どれも非常に魅力的です。
第8王子・墨連城(モォ・リェンチャン)を演じている邢昭林(シン・ジャオリン)は決して好みの顔ではないしイケメンともあんまり思わない顔立ちなのですが、キスシーンの時の顎のラインや首筋が綺麗で素敵です。
といいつつ顎も首も隠れている写真を載せるww
全体的にシャープな顔立ちで冷たい印象なのですが、小檀を見つめる眼差しがうんと優しくなっていくのが乙女心()をくすぐります。
反対に小檀/檀児 役の梁潔(リャン・ジェイ)は目鼻立ちがくりくりしていて愛らしい印象です。
個人的にカップルの見た目は正反対のイメージの方が相性いいと思っているので、このキツネ顔×タヌキ顔のバランスがとても好きなのです。
たとえばディリラバと張彬彬は2人とも好きな俳優だけど、見た目の相性はあんまりよくないなぁといつも思っています。
なぜなら2人とも輪郭やパーツが全てくっきりしている顔立ちなので…
個人の好みでしかありませんが。
この2人は恋愛関係よりも兄妹家族や親友同士で見たいと思ってしまいます。
このビジュアルバランスが好き。
まだまだ手を伸ばしている作品があるんですが、とりあえずインパクトが強かった2作。
明日からは遅めの夏休みで実家に帰るのでどのくらいドラマを見れるか微妙なところ…
とりあえず道中のお供にいくつかダウンロードしておくつもりです。
・・・
(2018/12/11追記)
双世寵妃、「寵妃の秘密~私の中の二人の妃~」という邦題になって日本に来るそうです。
2019年1月9日からLala TVにて放送、3月にはDVDも発売されるようで…
意外ではありましたが、日本人はこういうの好きな人多いと思うのでいいんじゃないかなと。
ただ、話数が中国での配信と結構違うようなんですよねぇ。
中国では全24話だったのですが、日本ではどうやら全18話になっています。
各話40分未満だったので日本のテレビサイズに合わせて45分前後に再編されているのかな。
さすがに阿部ちゃんは来ないだろうな…